訪問マッサージとは?

麻痺や関節拘縮等により、日常生活動作や生活の質が低下している在宅療養患者様に対し、あん摩マッサージ指圧の手技を用いて、麻痺に伴う痛み、痺れ、浮腫等の症状を緩和させたり、関節運動やストレッチにより、関節可動域の拡大を促進させます。
筋萎縮がある患者様には筋力を増強する効果も期待できます。
●このサービスは、ご本人とご家族の方のご承諾をいただき、医師の同意書のもと行うことができるマッサージです。
(医師の同意書がなければ、医療保険の適用はできません)
対象となる方
歩行が困難な方、寝たきり等で在宅療養されている麻痺・拘縮のある方がその主な対象者となります。
脳血管障害後遺症、パーキンソン病やALS(筋萎縮性側索硬化症)等の神経筋難病、脊椎損傷、脊柱管狭窄症、廃用症候群など疾患は多岐にわたっています。
ご利用までの流れ
マッサージ効果
血液・リンパの循環改善
身体を動かす機会が減ると、よどんだ血液が末梢に滞ります。マッサージを行い、求心的に血液を戻すことで、循環が改善され、組織に栄養や酸素が行きわたり、生命活動の活性を促します。
筋緊張・痛みの緩和
筋緊張による痛み、神経痛、関節痛など、痛みには多くの種類があります。マッサージや運動法などにより、血行が促進され、硬くなった組織が柔軟にさせ、筋緊張や痛みが軽減されます。
関節可動域の拡大・維持
関節可動域の拡大を目指します。片麻痺や廃用により拘縮が起きた関節に対し、関節運動法やストレッチを行います。
それによって、身体介護がよりラクになります。
残存機能の改善・維持
片麻痺の方の日常生活動作維持と向上には、非麻痺側の筋力維持、運動機能の維持又は向上が要されます。
運動法を行うことで、患者様の生活の質向上に寄与します。
内臓諸器官の機能改善
胸郭の周囲の筋緊張を緩和させることで、胸郭内臓器である心臓・肺の循環機能・呼吸機能が改善されます。
また、腹部のマッサージや下肢・体幹の運動法を行うことで、骨盤内臓器が刺激され、消化・排泄機能の改善につながります。
心理的なリラクゼーション効果
不安や孤独感のある患者様に対してマッサージによるスキンシップは安心感や安らぎを与えることが出来ます。
副次効果として期待が出来ます。
対象となる方の主な傷病名(事例)
◇病名欄(参考例) | |||
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1.脳梗塞後遺症 | 2.脳出血後遺症 | 3.くも膜下出血後遺症 | 4.頚肩関節周囲炎 |
5.頚肩腕症候群 | 6.パーキンソン病 | 7.多発性脳梗塞 | 8.バーチャ病 |
9.筋ジストロフィー | 10.ニューロパチー | 11.純粋アキネジア | 12.神経陰性膀胱 |
13.膝関節症 | 14.骨折後遺症 | 15.慢性関節リウマチ | 16.脊椎管ヘルニア |
17.多発性関節リウマチ | 18.腰椎椎間板ヘルニア | 19.脳性麻痺 | 20.頚椎損傷 |
21.頸髄損傷 | 22.広範囲脊柱狭窄症 | 23.大腿骨頚部骨折後遺症 | 24.腰(胸)椎圧迫骨折後遺症 |
25.四肢筋萎縮 | 26.大脳皮質萎縮 | 27.多系統萎縮症 | 28.脊髄小脳変性症 |
29.サルコイドーシス | 30.末梢神経障害 | 31.ギランバレー症候群 | 32.筋萎縮症 |
33.筋萎縮性側索硬化症 | 34.全身廃用症候群 | 35.上下肢筋肉廃用性萎縮 | 36.閉塞性動脈硬化症 |
37.長期透析合併症による関節障害 | 38.多発性筋炎 | 39.筋肉痛・筋力低下 | 40.打撲後遺症 |
41.ミトコンドリア脳節症 | 42.閉寒性動脈硬化症 | 43.肺気種 | 44.肺炎 |
45.特発性血小板減少性紫斑 | 46.慢性呼吸不全 |